■さわかみ投信(澤上ファンド)
●さわかみ投信が好成績をあげられる理由
理由は2つあると思います。1つは、有名企業でも割高だと思う銘柄を買わなかったからです。
ITバブルの頃(1999年〜2000年)は、電機・ハイテク・通信などの人気銘柄は
買わず、見向きもされなかった鉄鋼・造船・機械などを買っていました。
電機・ハイテク株は、ITバブルが終わった後、値下がりしてから買い始めました。
(ソニーでも、7000円以下になるまで買いませんでした。)
また、さわかみ投信は銀行株を買っていません。
銀行株を買わなかった理由は、護送船団方式で守られてきた日本の銀行は
収益率が低く、世間が評価しているほどの価値はないと考えているからです。
もう1つは、さわかみ投信の方針は長期投資だということを顧客に説明し、
それに共感できる顧客だけを集めたからです。
具体的には、「1〜2年で何割か儲かったから売ろう」とか、「現在、損しているから、
売って他のファンドを買おう」という客はいりません。
さわかみ投信を信用して、
10年、20年、定期預金をするつもりでファンドを買ってくれる人は、お客さんに
なってください。」という感じです。
どんなお客さんでも集めればいいという姿勢ではないですから、証券会社や
銀行などで販売せず、興味のある人は、直接さわかみ投信に資料請求して、
直接買ってくださいという姿勢です。
さわかみ投信を買う人はわざわざ資料請求をして買うのですから、銀行や証券会社の
営業マンにすすめられて、よく分からずに買った他力本願の人とは違います。
優良な顧客がファンドを救ったのが、日経平均8000円割れまで続いた下げ相場の時でした。
日経平均が7000円台だった頃、さわかみ投信も8000円ぐらい でした。
この水準だと、顧客の99%ぐらいは赤字です。
他のファンドの客だと嫌になって売ってしまう客が多いですが、長期投資の理念を
理解しているさわかみ投信の顧客で、解約する人はあまりいませんでした。
それどころか、毎月、定期購入している顧客が60%ぐらいいますので、
下げ相場のときに買う資金に困ることもなかったと思います。
さわかみ投信を見ていると、「安く買って、高くなってから売る」「相場全体が下がっている
ときには売らない。むしろ買う。」という2点を守れば、勝てるというのが分かります。
澤上さんの運用の秘訣は、『澤上篤人さんの長期投資入門講座』で、
よりくわしく解説されています。
●さわかみ投信のすすめ
さわかみ投信は1万円から購入でき、振込手数料なしでの定期購入もできますので、
多額の資金がない方でも、コツコツ買っていくことができます。
また、銘柄を自分で選ぶのが苦手な方や、個別株で運用していく自信がない方は、
さわかみ投信を資産運用の柱にしてもいいと思います。
●さわかみ投信とは
「さわかみ投信」とは、さわかみ投信が運用している投資信託です。
さ わかみ投信の代表であり、ファンドマネージャーでもある澤上篤人さんの
長期投資の運用方針に従って運用されています。
長期投資とは、「株価が1割、2割上がったからすぐに売るのではなく、
株価が割高だと思われる水準まで何年でも保有し続ける。」という方針です。
さわかみ投信は、今から6年前の1999年8月にスタートしました。
ス タート時の基準価格は10000円で、現在の基準価格は14489円。
(2005年8月31日現在)
1999年 8月の日経平均は17000円台で、 現在の日経平均は12,413円。
騰落率を比べると、日経平均は約30% マイナスですが、
さわかみ投信は44%のプラス。
複利で年率換算すると、年利6.3%になります。
こ れは、いいときの郵便局の定額貯金と同じぐらいの利回りです。
●さわかみ投信の面白い所は株価が暴落する度にファンド仲間からのお金が流入して株を安く買える事で運用成績を伸ばしてきたファンドです。
積み立てもスポット購入も出来るので、自分にあった方法でやる事をお勧めします。 更にこのファンドの特徴は、現在は日本株で運用していますが、将来は株だけではなく債券、現金、外貨とその時点で最も有利と考えられる資産に切り替えながら運用していく方針です。
コストもアクティブファンドにしては信託報酬年1.05%+ノーロードファンドと非常に安い設定になっているのも特徴と言えます。 更に月2回のレポートを読むだけでも勉強になります。
PICK UP 商品 | さわかみ投信 |
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